






この度、日本経済新聞にて日本全国宿坊ランキングが発表されました。
私は開山当初、この日経新聞の宿坊ランキングで10年以内に1位になります!!
と様々な場で恥を忍んで公言して参りました。
そして宿坊開山の8年目、この度2025年版 日本全国宿坊ランキングにて1位に選んで頂きました!!!
先代が残してくれた廃寺寸前の普賢院を、日本で1番の宿坊にしたい。
ひとりの夢が妻との結婚で2人の夢となり二人三脚、遂に夢を叶えることが出来ました。
ご縁を頂きました、日本全国、世界各地の皆様方へ心より感謝御礼申し上げます。
思い起こせば、宿坊開山した際、長兄と地元の同級生が祝い花を送ってくれました。
このご恩は生涯忘れません。
ここから日本一の宿坊にしてやる。
とメラメラ燃える心とは裏腹に開山して1ヶ月半1組もお客様が来ることはありませんでした。
GW、観光地大間崎には沢山の観光客がいるのに関わらず当院には参拝者さえも1人も訪れてはくれませんでした。
悔しいやら恥ずかしいやら情けないやらで、苦虫を噛んだような顔をして境内の落ち葉を片付けていたことを思い出します。
はじめてお客様が訪れた日、嬉しくて嬉しくて夜眠ることができず一睡もせずに朝の坐禅に向かったこと。
はじめてテレビの取材を受けた時、お檀家さんに見たよ!と言ってもらえたことが嬉しくて地元スーパーに用もないのに3回買い物に行ったこと。
日本一になりますから!と言って無理難題を言って最高級の大間マグロを卸してもらえるようになったこと。
毎日大間崎に行って観光バスの添乗員に名刺を配って普賢院を訪れてくれるようお願いをして回ったこと。
毎月1日に、各報道機関にプレスリリースを送り続けたこと。
などなど、今までの苦労が全て報われました!
宿坊を開山したいと言った際、一言やってみろと背中を押してくれた両親。
お客様の食事提供の為、会食に出れなくても嫌な顔一つせず送り出してくれる福蔵寺お檀家の皆様。
夢の為、日頃の付き合いが減っても尚変わらぬお付き合いをしてくれる地域の仲間たち。
お客さんに出せーと、食材を持ってきてくれる地域の皆様。
太鼓橋建立に向けて尽力頂きました萬山会をはじめとした故郷を想う多くの皆様。
北限の地まで、車を走らせ、飛行機や電車、バスなどを駆使し普賢院に御来山くださる沢山のお客様。
何より、私の高い目標に振り回され育児家事で忙しい中、同じ夢を持ち続け心底支えてくれた妻。
私の生きる力の源、愛娘たち。
本当に沢山の方々の想いをいただけるお寺になりましたこと、心より感謝御礼申し上げます!
当院、普賢院ほど絶望的な条件のお寺はございません。
開山当初
檀家0軒。
布施収入無し。
県庁所在地まで車で3時間。
最寄り駅まで車で1時間。
電車は通っておらず、来て頂くには公共バスかフェリー。
23年間廃寺状態のお寺。
人口4500人余りの過疎化地域。
そんな過疎化地域、限界集落の寺院でも奇跡は起こすことができます。
しかしまだまだ通過点。
慢心せず、満足せず、次なる目標は、普賢院を年間5万人の参拝者で賑わう青森県屈指の観光寺に生まれ変わらせること!
どんな夢も必ず叶う!!!
そう信じ精進して参ります。
こんな素晴らしき晴れの日、私は恐山秋大祭にて恐山に詰めております。笑
帰ったら、この喜びを日頃苦労ばかりかけている妻と共に祝杯をあげたいとおもいます。
感謝!感謝!!感謝!!!
沢山のご縁に山内一同心より感謝申し上げます!!!
そしてこれからも、おおま宿坊普賢院を宜しくお願い致します!
重ねて本州最北の地より最先端を邁進していきたいとおもいます!
おおま宿坊 普賢院 院代 心から感謝の合掌

10月11日
院代:菊池 雄大
院代:菊池 雄大