精進料理 お結び御膳
今年度より新たな試みとして挑戦している宿坊の朝ご飯 「お結び御膳」
道元禅師の典座教訓に食事を作る心構えとして「三心」の教えがございます。
「三心(さんしん)」とは、
「喜心(きしん)」
「老心(ろうしん)」
「大心(だいしん)」
喜心とは、喜びの心です。
人間に生まれた喜びや感謝。今、目の前にある生命(食材)の恵みに対しての喜び。料理が出来る喜び。
老心とは、孫や子供を愛するような慈しみの心。
母が我が子を思うように、無償の愛情をもって調理すること。
料理を召しあがる人のことを思う「おもてなし」の心です。
大心とは、山の如く高く海の如く広い寛大な心です。
どんな方へも偏見や固定観念を捨て、召し上げる人のことを思うことです。
親切丁寧な心掛けと作法です。
つまり、喜心=つくる喜び
老心=もてなす喜び
大心=相手の立場を思う喜び、親切心です。
有り難き教えを胸に、様々な挑戦をしていきたいと思います
P.S 娘が10ヶ月を迎え新緑の境内を一緒に散歩できる様になりました
05月27日
院代:菊池 雄大
院代:菊池 雄大